- お子様の大切な歯を守るために
- 10年後、20年後を見据えた
予防処置を提案する
子ども(小児)の虫歯は将来の生活に大きく影響します。虫歯があると、顎の発育不全等の原因になったり、身体にも悪影響を与えます。
また、永久歯が生えるときに歯ならびが悪くなったり、永久歯そのものにも悪い影響があります。 小児歯科とは、心身の健康を守るため、歯が生えはじめる前から治療・予防・管理をすることで、健全な永久歯列を育成するもので、一生を通してお口の健康を守り続ける生涯歯科の入り口と言えるでしょう。
その診察内容は、ただ単に子どもの虫歯治療だけではとどまらず、歯並び・かみ合わせに対する咬合誘導(矯正処置)、 お口の感染症に対する処置、外傷を負った場合の外科的処置や障がいがある子どもの治療・お口の健康管理を行う上での定期検診や予防処置など広範囲にわたります。
- 笑顔で帰るために
子どもは心身ともに成長期にあり、小児科に不快な経験をされて「怖い」「痛い」という意識を強くもつと、歯科をいやなものと感じ大人になってもなかなか歯科にかかれなくなることもしばしばあります。
当院では、歯科治療がお子様のご負担にならないよう、緊急の場合を除き、トレーニングを通して当院の雰囲気や使用する機器に慣れて頂いてから治療するようにしております。
心理的影響も十分考慮した心のケアもおこない、年齢・発達程度に応じたアプローチを心がけています。また、診療後はなるべく笑顔で帰れるように配慮し、上手にできた場合は「ごほうび」を用意しています。
- 保護者の方へ
子どもの治療がスムーズに進むように下記のことにご配慮をお願いいたします。
- ご来院に際して
- 病院での不安感を少なくするためにも、ご来院に際して「おもちゃ屋さんに行くよ」などと言って、だまして連れて来ないでください。 医院についてから強い不信感と警戒心を作ってしまう場合があります。
- 治療後
- 治療が終わって子どもが戻ってきたら、たとえ治療中に大きな声で泣いていたとしても、待合室で「頑張ったね」「バイキンをやっつけて偉かったね」と、この次も頑張れる様に精一杯誉めてあげてください。
- イメージ
- 「言うことを効かないと注射してもらうよ」「ドリルで歯を削るよ」「先生に怒られるよ」など歯医者に対して怖いイメージをつける言葉は普段から避けるように心がけてください。
- 乳歯の虫歯は早めに治療を
永久歯と比べ乳歯は構造上、耐酸性に劣るため簡単に虫歯になります。
乳歯では痛みを感知する神経の割合が少ないので、虫歯になっても あまり痛みを感じないため、悪化する原因となります。乳歯は歯の構造がまだ未熟のため虫歯になると内部まで簡単に進行します。
虫歯が神経から根元まで進行すると根の先に膿がたまり、歯茎が膨らんだ状態になります。 乳歯の下にある発育途中の永久歯に形成不全をおこし、 エナメル質や歯の形の異常となって現れます。
また、進行した虫歯を放置しておくと、歯が失われてしまいます。すると、隣の歯が歯のないスペースへ傾くため、 永久歯の生えるスペースがなくなり、 歯が変な方向へ生えて、歯並びが悪くなる原因になります。
- 歯を大切に守るために
- シーラント(歯の補強)
- 奥歯の溝が深い場合、汚れがとれにくく、そこから虫歯が発生してしまうことがあります。その溝部分にプラスチックを流し込み埋めてしまうのがシーラントです。 シーラントはフッ素も含まれています。(保険適用) 6歳臼歯・12歳臼歯が歯が生えたときは、シーラントすることをお勧めします。
- フッ素(虫歯予防)無料
- フッ素には歯の再石灰化、細菌の活動抑制、エナメル質の強化などの効果があり、フッ素を塗ることにより虫歯を予防することができます。年に3 ~ 4回塗るのが効果的です。 当医院ではフッ素塗布の重要性を考え1人でも多くのお子様達に虫歯予防をしていただきたく無料で行っています。
- フッ化物洗口法
- フッ素の水溶液を口に含み、うがいする方法です。家庭で行える方法です。 うがいができない場合は、チェックアップゲル・バナナ味500ppmFがお勧めです。使用方法は、歯みがき後に歯ブラシに約1cmとり、歯によくすり込んで下さい。使用後は軽く吐き出し、うがいをしないのが効果的です。
- 上唇小帯・舌小帯
- 放っておくと歯並びに影響を与えます。発語障がいの出ることもあります。検診などで指摘を受けた方、ご自分で気になる方、お気軽に相談してください。
- 子どもの定期検診